初めまして!新たにTAKEOのライターになった遼大(りょうた)です。僕にとって初の昆虫食は、幼少期に父が買ってきたイナゴの佃煮。私が生まれ育った千葉市内では、イナゴを食べる文化がなく、父が面白半分で買ったきたのです。幼少期の僕は、それを躊躇なく口にし、「おいしい!」と言ったのを今でも記憶しています。
この記事では、そんな僕が昆虫食を専門とするTAKEOのライターとなる経緯から、昆虫食に思うことまでを説明させていただきます。
「ゴキブリを食べたい」新たな味覚を探求するべく
普段から「食べる」ということが好きな僕は、日本人の口に合うとされる台湾料理に魅力を感じていました。そんな台湾で異国の食文化を体験したいと、どうにか休みをつくり単独台湾旅行に行くことを決めます。
単独台湾旅行を控えていたある日、ごく一般的な台湾の食べ物について調べていた僕は、台湾の一部地域に昆虫を食べる文化が存在するということを知ります。
せっかくの海外旅行、新たな味覚を探求するためにも現地で昆虫食に出会えたなら、ぜひ挑戦しようと決心しました。
台湾へ
2017年9月25日、僕は台湾に向けて成田空港を飛び立ちました。
人生初の海外旅行、しかも一人旅とあって、楽しみという気持ちよりも正直不安という気持ちが大きかったことを記憶しています。(決して友人がいないから一人旅になったわけではありません。仕事の休みが合わなかっただけです。笑)
そんなこんなで無事に台湾に到着。
ここから2泊3日の旅は、あっという間に過ぎ去っていくこととなります。肝心のゴキブリはというと……
出会えませんでした……
台湾でゴキブリを食べれなかった1番の原因は、この地域なら昆虫食の文化があるという所まで調べずに出発してしまった私の考えの甘さにあります。
また、旅の拠点になったホテルが台北市内ということもあり、郊外に出ることがなかったというのも大きな要因でしょうか。台湾にも昆虫を食べる文化があるにしても、台湾最大の都市である台北に、その文化は残っていないのかもしれません。
言い訳はここまでにしまして。
この旅で昆虫を食べることができなかった私は、この苦い経験がきっかけとなり、更に昆虫食に興味を持ち始めるのです。そしてTAKEOとの出会いとなります。
TAKEOとの出会い
実は、以前からTAKEOの齋藤とは知り合いでした。台湾にゴキブリを食べに行くという話を齋藤にしたところ、その体験談を記事にしてほしいと要請されました。
実際にゴキブリを食べたという記事は残念ながら書けなくなってしまいましたが、昆虫食を探して海外に行く方や、日本国内でも昆虫食に挑戦したいと思っている方が、私のような失敗をしないために、「正しい情報を発信しなくては」と思い、TAKEOのライターにる決心をしました。
「食糧危機だから昆虫食」ではなく「食を楽しみたいから昆虫食」
突然ですが、僕はエビが大好物です。みなさんも大好物ではなくても一度は口にしたことがあると思います。
ですが、もしエビを当たり前に食べる文化が無かったとしたらどうでしょう。あのようなビジュアルの生き物をわざわざ捕って食べようなんて発想になるでしょうか?
僕は躊躇すると思います。現代を生きるほとんどの人が、生まれたとき既に、エビを食べるという文化があったからこそ、なんの躊躇もなくエビを口にすることができるのだと思います。
昆虫はまだ未発達な食材であるため、実際に「食べ物」としてレストランで目にしたり、食卓に並ぶのは限られているのではないかと思います。
もちろん「見た目」というのは少なからず重要だと思いますが、エビと昆虫とでは大差ないのでは……と思ってしまいます。
これは僕の価値観ですが、食材としての可能性があるものに対して、見た目の偏見を持ち遠ざけてしまうことは、非常に「もったいない」と思っています。将来的に、「昆虫食が食糧危機を救う」ということも言われているみたいですが……私はまず、「味覚探求」「食を楽しむ」という方向で、昆虫を食べてみるのが良いのではないかと考えます。
昆虫を食べることが当たり前になり、昆虫食が新しい文化として馴染むころには、きっと食糧危機なんてものは乗り越えられている気がします。
まとめ
今回は、私自身初めての記事ということもあり、「遼大」とはどのような人物なのか、なぜライターになったのかといった経緯から最後は昆虫食に対する考え方を説明させていただきました。
今後は、私のような昆虫食初心者の方から、既に昆虫食を食べている方までが楽しめる記事が書ければいいと思っています。楽しみに待っていてください!