2016年12月15日、お茶の間を騒がせた昆虫食愛好家がいました。名前は「愛さん」彼女は昆虫愛好家であるということ以外、ほとんどその素性は知られていないのです。今回は、現在公開されている情報の中から、愛さんにまつわる事柄をピックアップしていきます。
愛さんはお茶の間を騒がす昆虫食愛好家である
世間がはじめて昆虫食愛好家・愛さんの存在を認識したのは、2016年12月15日にTBS系「クレイジージャーニー」(毎週木曜日11:56分放送)にて、取り上げられたことがはじまりでした。この番組は「独自の視点やこだわりを持って世界&日本を巡る“クレイジージャーニー”たちがその特異な体験を語る、伝聞型紀行バラエティ」であり、「“その人だから話せる”、“その人しか知らない”…常人離れした体験談を語る」(番組HP引用)というもの。番組が昆虫食を題材にした回で、愛さんはお茶の間という表舞台へと姿を表したのでした。
愛さんは昆虫食のためにタイに旅行する
番組内で紹介されていましたが、愛さんは、昆虫食のためだけにタイまでしばしば通っているほどの昆虫食愛。タイは昆虫食がとても盛んな国で、料理にも食用昆虫が用いられることがよくあるそうです。最近では日本でもタイのレストランが増え、タイ料理は身近な存在になりましたが、やはり日本人が受け入れやすいようにアレンジしてくれているんだなと、考えさせられます。
愛さんは、時間さえできれば昆虫食のためだけに海外旅行しているそうです。彼女がタイで昆虫食を仕入れるために行くクロントーイ市場は、タイの首都バンコクにある市場で、1000件以上が出店している国内最大のマーケット。以前は大きな貧民街があったことからも、観光にしては勇気のいる地域。しかし、本場のタイを味わうには最高の場所でしょう。露天で生物が売られているので、湿気とか臭いがすごそうです。
愛さんのおすすめは、レモン味のアリ
タイの昆虫専門店には、生のままで10種類以上の昆虫が取引されており、タガメや数種類のコオロギ、ゲンゴロウ、バッタ、蚕など成虫が売っているとのこと。愛さんのオススメは、日本では買えない「ツムギアリ」。ツムギアリとは、オーストラリアや南アジア、中国南部に生息しており、レモン味がすることで有名です。日本昆虫食協会の奥本大三郎教授いわく、ツムギアリが取れる現地の人は、水に混ぜて飲んでいるようです。
愛さんは、最近話題のカブトムシも食べている
最近、珍獣屋さんのツイッターで話題になった食用カブトムシ。どうやら愛さんはそれよりもずっと前から、カブトムシを召し上がっていたようです。さすが。彼女が好んでいるのは、タイ北部チェンライにあるサンコンタイというカブトムシの聖地でとれる「ヒメカブト」。日本のカブトムシとは違い角が二本あるカブトムシなのです。ヒメカブトの味はフルーティで、オマールエビに似ているらしいです。愛さんは、カブトムシを赤ワイン煮にして召し上がっていました。
愛さんの一番の好物は、クロスズメバチ
愛さんが昆虫食で一番好きなものは、クロスズメバチ。実は日本でもこのクロスズメバチは伝統的な昆虫食として知られており、日本の昆虫食の故郷である長野県では、養殖され幼虫や蛹を缶詰にして売られています。と、ウィキペディア先生は言っていました。しかし、愛さんは、幼虫ではなく成虫を召し上がります。その味は、レーズンと豆を一緒に食べたような風味。ブルーベリーと一緒に炒めジャムにし、パンに塗って食べるスタイルが好みとのこと。オシャレですね。
愛さんが昆虫食に出会ったきっかけ
昆虫食愛好家の愛さんが昆虫食に出会い、外国にまで昆虫を食べに行くようになったきっかけはなんだったのでしょうか?本人いわく、以前食虫植物を育てていた際、食虫植物がコバエを食べていたのを見て、ご本人も食べたくなったことが事の発端。それから昆虫食の味に興味が湧き、昆虫食を味わえるイベントに参加したことがきっかけだったようです。
いやはや、何がきっかけで人生が変わるのかはわからないものですね。一期一会を大切に。これからも昆虫食愛好家の愛さんについてとりあげていければと思います。
愛さんも食べているアリ・カブトムシ売ってます。
昆虫食の通販ショップ|TAKEO