昆虫の食物アレルギーへのTAKEOの対応

【TAKEO株式会社からのメッセージ】

昆虫を食べることは食物アレルギーのリスクがあります。
私たちはそのリスクを知らずに昆虫を食べてしまう人を減らしたいと考えています。

【対応方針】

昆虫を食べる際の食物アレルギーのリスクについてよりわかりやすい形で情報発信していきます。

①TAKEOの一部の商品で、アレルギーに関する表示を積極表示へ変更します。
→まずは「国産昆虫シリーズ(2022年3月21日製造分より)」で、パッケージ表側の明確に見える位置に食物アレルギーに関する注意表示を掲載します。

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②TAKEOの一部の商品で、昆虫養殖に用いられる飼料に含まれる特定原材料等28品目について情報提供をします。
→まずは「国産昆虫シリーズ」で、webサイトにて情報提供しました。ただし、飼料へのコンタミネーションに関する表示は見送りました。

【現状と背景】

私たちを含めこれまでの昆虫食事業者は、エビやカニなどの甲殻類との関連性を呼びかける形で、食物アレルギーに関する注意を呼びかけるテキストを表示してきました。

しかし、この方法では昆虫の食物アレルギーのリスクに関して、消費者に十分に情報提供できているとは言えないと私たちは考えるようになりました。

まず、2014年の創業時からの情報発信にも関わらず、昆虫にも食物アレルギーのリスクがあるという情報が思ったよりもお客様に伝わっていなかったからです。これは私たちの実店舗 TAKE-NOKO でお客様と直接説明と対話を重ねていく中でわかってきました。

次に、昆虫による食物アレルギーのリスクを把握しないまま私たちの商品を食べて、食物アレルギーを発症した事例が確認されたからです。お客様から第三者へ商品がプレゼントされたのですが、その際に食物アレルギーに関する表示が見落されていました(詳細は後述)。これにより販売時の説明だけでなく、パッケージに目立つ形での表示がより適切と考えました。

最後に、昆虫は身体まるごと食べられる食材であり、昆虫の消化管に残存する飼料由来のアレルゲンを摂取してしまうリスクがあるからです。魚などでは既に取り入れられている考え方であり、これから食物アレルギーに真摯に向き合っていくためには、このリスクを説明する必要があると考えました。

以上の背景から、TAKEOとしては昆虫の食物アレルギーのリスクを積極的にみなさまにお伝えしていくことが、昆虫食事業者としてのより良い方針と考えるに至りました。

【昆虫の食物アレルギーに関してこれまで経験した事例】

2008年から14年間でCTO 三橋が昆虫食に関わってきた中で、医療機関にお世話になる程度の食物アレルギーを発症した事例として、2件把握しています。
観測できた人の総数※は定かではありませんが、おそらく5000~10000名程度だと思われます。
(※主としてイベントや実店舗で直接昆虫食品を提供したお客様の総数)

・1件目
2010年、「新鮮なカイコ蛹の天ぷら」を4~5匹食べた20代男性です。
摂食後数時間で救急車で病院に運ばれ治療を受けました。彼は当日の夜に回復し、飲み会にも参加しました。
彼は甲殻類アレルギーは無く、1年前にカイコ粉末を配合したカレーを問題なく食べた経験がありました。アレルギーを発症した当日は2日間ほぼ睡眠を取っていない疲労状態でした。

・2件目
2022年、「コオロギ粉末が7.5%配合されたあられ」を25g程度食べた20代女性です。
摂食後30分後に耳と首に火照り、蕁麻疹、かゆみの症状、さらに息苦しさ、吐き気、耳が聞こえにくくなる症状が出ました。しばらく休んだ後に救急車を呼び、摂食後2時間半後に救急車が到着しました。その頃には容態はおおよそ安定してきており、救急隊員により心拍数と脈拍を測り、正常値であることを確認し、病院に搬送すること無く帰宅しました。その後は自宅療養し、摂食後2日後には蕁麻疹も引いて回復しました。
彼女はエビのアレルギーは無く、カニは疲労時に食べると稀に口の周りがかゆくなることがありました。昆虫を食べた経験は無く、コオロギを食べた当日の体調は問題ありませんでした。

上記のほか、甲殻類アレルギーを持っている人/持っていない人ともに、昆虫を食べた際にかゆみが出た事例を数件把握しています。

【事例からわかること】

◯昆虫による食物アレルギーを発症する事例は確かに存在します。

◯既往の甲殻類アレルギーの有無は目安にはなりますが、昆虫による食物アレルギーのリスクを注意喚起するのに十分ではありません。甲殻類アレルギーを持っていない人でも、昆虫による食物アレルギーを発症する事例が存在するからです。

◯私たちが把握している範囲においては、昆虫による食物アレルギーの発症頻度や重症化のリスクは、既存の特定原材料等と比べて著しく高いとは現時点では言えません。今後の専門機関による研究が待たれます。
→参考)「日本のアレルギー疾患はどう変わりつつあるのか」(2020)

【TAKEOオススメの初めての昆虫食】

一般的には「昆虫を初めて食べるとき、食物アレルギーを発症するかどうかは、食べてみないとわからない」ということになります。これは昆虫に限らず「あなたにとって初めて食べる食材」すべてに共通することです。

ただし、他の一般的な食材と同じように食物アレルギーのリスクを下げることはできます。
私たちは「体調が良い時に、十分に加熱された加工度の高いものを少量から食べてみる」ことをおすすめしています。

例えば「タガメサイダー」はおすすめです。よく加熱されたタガメエキスが0.3%だけ配合されており、比較的リスクが低い昆虫食品です。
また「大豆とコオロギのクッキー」もコオロギの含有量が低く(3%)、加熱が十分にされています(ボイル→加熱乾燥)。
これらを体調が良い時に、少しずつ、時間をかけて、身体の様子を見ながら召し上がることをおすすめします。

一方で、TAKE-NOKOで提供している「国産こおろぎのペペロンチーノ」は、新鮮なこおろぎがたっぷり入っていて、かつ風味を活かすために加熱を最小限にしています。
こちらは初めての昆虫食にはリスクが高く、積極的におすすめすることはありません。

【参考】

・加熱度合いが高いほど、食物アレルギーのリスクは小さくなります。
例えば鶏卵のアレルゲン性は、強い順に 生卵>半熟卵>固ゆで卵 です。
食物アレルギー研究会

・体調不良や運動によって食物アレルギー発症のリスクが高くなります。
食物アレルギー診療ガイドライン2016ダイジェスト版

【アレルギーに関するFAQ】

食物アレルギーに関するFAQ

実店舗「TAKE-NOKO」のご案内

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