タガメ基金 タガメ研究をサポート!
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「タガメ基金 – タガメ研究をサポート! – 」を設立し、タガメの研究者を応援します。

TAKEO TAKEO

要約

昆虫を利用する企業の社会的責任として、私たちは昆虫資源の保全に貢献していきます。第1弾は「タガメ基金 – タガメ研究をサポート! – 」です。タガメの研究者を応援することで、日本のタガメの保全に貢献しようという取り組みです。

私たちはタガメサイダーおよび関連商品の売り上げの1~3%を、タガメの研究者である長崎大学 大庭伸也 准教授の研究室に寄付します。期間は2020年4月1日~2021年3月31日の1年間を予定しています。

昆虫の研究者を応援したい

一般的に基礎研究はあまり儲かるものではありません。応用研究と比べて、すぐにお金に結び付く研究領域ではないからです。特に昆虫の基礎研究(生態学や生理学など)においてはしばしば役に立たない研究と言われ、予算やポストが削られ続けています。

しかし実際では私たちはその基礎研究の成果を利用し、大きな恩恵を受けています。例えば私たちTAKEOのことで考えると、むし畑でバッタを養殖するためにはバッタの生態や生理に関する知見が欠かせません。知見が無いと、どのような環境で飼育すればいいのか、どんなエサを与えればいいのか、その結果どうなるのか見当が付かないからです。基礎研究は成果が見えにくいものですがとても大事なものです。

私たちはそんな昆虫の基礎研究者を応援したい。昆虫の研究者を応援することによって昆虫に関するデータ知見が蓄積され、それこそが昆虫を保全するための基礎になると考えているからです。

まずは日本のタガメから。私たちはタガメの基礎研究を専門とされている長崎大学 大庭伸也 准教授を応援します。

まずは日本のタガメから

私たちは「タガメサイダー」という商品を通じて、海外産のタイワンタガメを利用しています。タイワンタガメはタイやラオスのあたりだと今のところ豊富に存在する資源ではありますが、現地の水田では殺虫剤を使う農法が広まりつつあり、それによって日本と同じように将来的には個体数が減ってしまう恐れがあります。本来であれば海外のタイワンタガメの保全に取り組むべきなのかもしれませんが、まずは身近なところから活動を始めていきます。

日本では今、タガメが絶滅の危機に瀕しています。今年の2月、日本のタガメ(Kirkaldyia deyrolli)が特定第二種国内希少野生動植物種に指定されました(https://takeo.tokyo/note/information/tagame-news/)。タガメは1960年代くらいまでは日本全国で普通に見られていましたが、今ではその生息に適した場所で一生懸命に探さないと見つかりません。実際に私たちも野生のタガメを見たことがありませんし、NHK「香川照之の昆虫すごいぜ!」のタガメの回を見てもタガメを見つけることの難しさがよくわかります。

さて、どうすれば日本のタガメを保全できるのでしょうか?私たちは、まずはタガメのことを知ることが重要だと考えています。タガメの生態をしっかりと把握することができれば、それがタガメの個体数が減っている原因を解明するためのヒントとなります。そして保全のためにより適切で、より確実な施策を打つことができるようになります。

案外、タガメの生態についてはまだ解明されていないことがたくさんあります。私たちはタガメの研究を応援することこそが、タガメの保全に確実に繋がる行動であると考えています。

長崎大学 大庭伸也先生の研究を応援しよう!

長崎大学 大庭伸也先生 水生昆 虫生態学的研究 専門提供:大庭 伸也

昆虫研究者の方々にヒアリングしながら調査を進めていったところ、大庭先生に辿り着きました。大庭先生は水生昆虫の生態学的研究を専門としており、タガメの生態に関する功績も大きい現役の研究者です。特にタガメの仲間の昆虫の繁殖システムについて詳しいです。

【大庭先生の詳しい情報はこちら】
https://sites.google.com/site/oobalabsince2012/ooba-s

タガメは昆虫の中では珍しくオスが卵の面倒を見ます。卵は水面上の植物の茎などに産み付けられます。オスは付きっきりで卵が乾燥しないように新鮮な水をかけてやったり、外敵から守ったりしています。外敵としては”母親じゃない”タガメのメスなどが知られていましたが、その他の捕食者としてアリの存在が大きいことに大庭先生は気が付きました。そして研究を進め、タガメのオスはアリが接近すると前脚で追い払うことに加え、匂いを発して撃退していることを突き止めました。

タガメのにおいという共通項もありますし、とても面白い研究です!私たちはぜひ大庭先生を応援したいと思いました。

さっそく大庭先生に少額ながらも寄付を申し出たところ、快く受け入れてくださいました。やはり研究室でのタガメ飼育にかかる消耗品費などが足りていないとのことで、寄付見込み額の一部を前倒しでお渡しさせていただきました。ここからどれだけ貢献できるかは、私たちがどれだけタガメサイダーを広めることができるかにかかっています。

最後に

昆虫食はエコだ、SDGsだと言われて久しいですが、それを実感できる場面はほとんど無いのではないでしょうか。現在市場に出回っている海外産の養殖乾燥コオロギを食べればそれはすなわちエコだと言えるのか、きっとそんな簡単じゃないはずです。

一方で、研究を通じて昆虫や自然への理解を深めることは、間接的ではあっても環境にやさしい活動に確実に繋がっていきます。この「タガメ基金」を機に、環境にやさしい活動とは何なのかを一緒に考えてください。私たちは確実な一歩として、昆虫の研究者を応援していきます。

長崎大学 教育学部生物学教室のHPはこちら

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東京の昆虫食お店
営業時間 13:00 - 18:00
※途中休憩あり
定休日 水曜・土曜定休
住所 111-0036
東京都台東区松が谷1-6-10
アクセス 東京メトロ銀座線「稲荷町駅」徒歩6分

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