昆虫大学2022に初めて参加しました
昆虫大学2022は、2022年7月2~3日の2日間、東京浅草の東商センターで開校されました。学長のメレ山メレ子さんにお声がけいただき、出展者として初めて参加させていただくことになりました。
実はこれはすごいことで、大変光栄なことなのです。忙しく夢のような2日間はあっという間に過ぎました。
昆虫大学とは
昆虫大学は、昆虫その他の「蟲」のもつ多様な魅力をプロから学ぶ隔年開催のクリエーターイベントです。
作家・芸術家・研究者・昆虫を生業とする人々を講師としてお招きし、虫と虫好きの異様な熱気に満ちた世界をチラ見せすることを目的とします。
2012年にアートフェス「TRANS ARTS TOKYO」にとつぜん出展、以後は決まった学舎を持たず、さすらいの昆活(昆虫活動)をつづけています。昆虫大学2022は、1150名のご予約・ご来場をいただき終了しました。
次回は2024年の開催を予定しています。お楽しみに!(昆虫大学ウェブサイト https://www.konchuuniv.com/ より)
昆虫大学2022は感染症対策として時間を区切った有償のチケット制(当日販売無し)でしたが、すぐに完売していました。それほどに昆虫好きの心とおさいふをくすぐる大人気イベントです。
昆虫大学の学長はメレ山メレ子さん。エッセイストであり、昆虫好きであり、かの「ときめき昆虫学」の著者であり、会社員です。
→メレ子学長ホームページhttps://mereco.jp/
→ときめき昆虫学特設サイトhttps://matogrosso.jp/serial/konchuu_konchuu_16/
参加者は昆虫大学のウェブサイトを見れば(生きもの好きたちには)すぐにわかりますが、憧れの人たちばかりです。そして、昆虫大学の出展者は公募ではなく、メレ子学長により決められます。そこにTAKEOを呼んでもらえたこと、この嬉しさはきっと理解していただけると思います。
昆虫大学は楽しかった
◯昆虫大学は売りやすいけど、簡単じゃない
まず、これまでのイベント出店と比較してたくさん売れました。TAKEOブースの会計数は2日間で245件。
蟲好きが集まるイベントなので、「昆虫とはね・・・コオロギとはね・・・」という基本的な説明をすっ飛ばすことができます。だから説明が非常にラクで、昆虫食品をとても売りやすい空間でした。
その一方で相手は昆虫については百戦錬磨の達人ばかりです。自分たちにも昆虫に関する知識がそれなりに求められます。また、「大学」というだけあって研究者・専門家たちが多く参加しており、非常にリテラシーが高い空間でもあります。ウソやごまかしはすぐにバレてしまいます。高いコンプライアンス意識を持ち、関係者すべてのみなさんをリスペクトし、かつ正々堂々と自信をもって自社商品の価値をお客さんにお伝えしなければいけません。そうしないと「浮いて」しまうわけです。なかなか簡単なことではありません。
◯リアルイベントならではのいろんな出会い
TAKEOは毎月オンラインで「オンライン昆虫食雑談会」を開催しています。オンラインでしか会ったことが無い人たちとたくさん会うことができました。やっぱりリアルであうとグッと距離が近くなる感じがしてうれしいです。
ヒルちゃんにも会うことができました。昆虫大学はヒル(環形動物)を含めてあらゆる生きもの、人を受け入れる温かい雰囲気があります。
→2022年8月6日、TAKE-NOKOでは「ヒルちゃん祭り」を開催します。
◯蟲(むし)好きにとって最高に楽しい社交場
簡単には会えない有名な昆虫研究者の方たちとも直接会ってお話をして本にサインなんかもらっちゃったり、カッコいい昆虫グッズを作っている作家さんと直接お話しながら買いものをしたり、色んな珍しい生きものが展示されているのを眺めたり。
昆虫大学はフラフラ歩いているだけでも楽しい、蟲好きたちが集まる社交場です。
–日本野虫の会にお借りした特攻服 with TAKEO三浦みちこ
バッタ糞染めしおり:昆虫夜学のおみや
TAKEOは昆虫夜学でのおみやげも担当させていただきました。テーマはトノサマバッタ。
新商品の「トノサマバッタせんべい」と「バッタ糞染めしおり」を提供しました。
「バッタ糞染めしおり」は、遊蛾堂さんに製作をお願いしました。遊蛾堂さんは昆虫の糞染めという大変希少な技術(素材に合わせてpH調整したり媒染したり)をお持ちのクリエイターです。今回はTAKEO技術顧問の佐伯真二郎さんの紹介で、快く依頼を受けてくださいました。バッタ糞は佐伯さんが育てたもの、TAKEOの三橋が育てたものをブレンドして使っています。仕上がりは品のあるカラシ色。最後にTAKEOのみうらが1個ずつスタンプを押して完成です。
生産されたバッタと、副産物のフンと、そしてそれを受け取るお客様。そんな関係性を結びたいと企画しました。
しおりの生産は以前にバッタのフンコースターを染めていただいた、遊蛾堂さんにお願いしました。
バッタのライフサイクルを「まるごと」楽しんでください。しおりに添付した佐伯さんコメントより
昆虫大学に呼ばれ続ける楽しい会社でありたい
TAKEOが昆虫食の仕事をするにあたり、大事にしているのは「おいしい、たのしい、やさしい」です。おいしくて楽しい昆虫食品を作り、そして人にも環境にも虫にもやさしい事業を続けることができれば、きっと2年後も呼んでもらえるはず。
TAKEOは昆虫大学に呼ばれ続ける企業でありたいと思います。
(※呼ばれなくなったら恥ずかしいので記事を修正します)