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大山(おおやま)登山旅行記

三橋

2023年5月に神奈川県伊勢原市のシンボルである「大山(おおやま)」に登ってきました。標高は1252m、ケーブルカーも通っていて初心者にも登りやすい山です。「大山詣り(おおやま まいり)」は江戸庶民たちの間で大ブームが起こり、以来今日まで大山は信仰と行楽の地として人々に親しまれています。

大山詣りのストーリーは2016年に文化庁「日本遺産」に登録されました。
→伊勢原市「大山詣り」:https://www.city.isehara.kanagawa.jp/oyama_mairi/

さて、今回の大山登山の目的は2つです。
1つ目はきゃらいなごは本当に登山のおともに合うのか、の確認です。「きゃらいなご」は5/24に発売するTAKEOの新商品です。「国産いなご」と大山名物「きゃらぶき」を組み合わせた昆虫煮干しで、大山詣りをイメージして作りました。ですので、実際に登山のおともとしても働いてくれないと困ります。
→「きゃらいなご」特設サイト:https://takeo.tokyo/note/kyara-inago/

2つ目は大山登山の楽しさの確認です。僕らはきゃらいなごを使って、大山の楽しさをより多くの人に伝えていきたいと考えています。しかし僕はたぶん15年くらいは頂上まで登っていません。今の大山を知らねばなりません。

大山のふもとで育った。

神奈川県伊勢原市は僕の地元です。住所はとなりの厚木市なのですが、生活圏は伊勢原市がメインです(だから厚木市も伊勢原市も僕の地元です!)大山は自宅やトノサマバッタを育てている畑からもきれいに見えます。僕はまさに大山のふもとで育ちました。四季折々の大山の雄大な姿はいつ見てもきれいです。

2004年くらい、高校生の僕は水泳部に所属していたのですが、水泳部では大山トライアスロンのようなイベントがありました。軽く学校のプールで泳いでから、自転車で大山に向かい、頂上まで登山をするという楽しいけど過酷なイベントです。しかも副部長は高校水泳部が銘打たれた1mほどの大きな木製看板を担いで登らなければなりません(この副部長がTAKEOのデザインディレクターさとみちです)

今振り返ってみると、この大きな看板を担いだのは大山詣りの木太刀のオマージュだったのではないかと。大山詣りが日本遺産に認定されたのは2016年なので、2004年当時は大山詣りもプッシュされていなかったし先輩たちからそんな話を聞いたこともありません。しかし割と賢い高校だったのでそのくらいの洒落をやってもおかしくない。現在と高校時代がガチっと繋がった瞬間でした。

歌川国輝「⼤⼭参詣⽇本橋之図」慶応2(1866)年

大学からは実家を出てサラリーマンも6年やりましたが、なんやかんやで地元に戻ってきて伊勢原市にも応援してもらいながら(金銭の授受はありません)、昆虫食というテーマで大山と一緒に仕事をすることになりました。色々と繋がっていくもんだなと感慨深いものがあります。

まずは大山ケーブルカーへ!

大山までは自宅から原付バイクで10分。有料駐車場に停めます。2輪は200円、4輪は600~1000円です。ハイシーズンの休日は大変混雑して満車になるので、みなさんには小田急線伊勢原駅からバスで来ることをおすすめします。
https://www.ooyama-cable.co.jp/access/

まずは「こま参道」を徒歩で15分登ります。こま参道は歴史のあるお土産屋さんや飲食店、お宿などが軒を連ねる商店街です。大山名物「大山こま」が名前の由来です。階段は362段、運動不足の人はここでちょっと息切れしてしまうかも。

まもなく大山ケーブル駅が見えてきます。ケーブルカーは20分おきに動いており、終点の阿夫利神社駅までは約6分間の道のりです。

ここで注目です。大山ケーブル駅の売店では、2年くらい前から(なぜか)TAKEOの商品を置いてもらっています。こんなに大々的に。ポップまで作ってくれて。信じられない。ありがたや!

ケーブルカーに乗り込むと、またも衝撃の事実が。車掌さんの帽子に注目です。タガメサイダーがいます。信じられない。ありがたや!

ケーブルカーを降りて、少し石段を登ると…

阿夫利神社(あふりじんじゃ)」に到着です。標高は696m。ここからの景色は『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星を獲得しており、雄大な相模湾の眺望を楽しむことができます。

いよいよ登山!

ここから先、頂上まではいよいよ自分の足で登山をします。

コースタイムは90分。登山道は整備されており、初心者にもやさしいコースと言われています。が、ちゃんとキツいです。登山靴は必須ですし、それなりに険しい山道です。

そんなこんなで大汗をかきながら一生懸命登り、無事に頂上まで辿り着きました。

頂上でやるべきこと、「きゃらいなご」を食べます。大山専用キャッチフレーズは「塩分!たんぱく!面白い!」なのですが、まさにそんな感じで大量の汗をかいた身体にしみました。ベトベトしないし軽いしおいしいし、脚を取り除いているので刺さりくいし、ちょっと面白いし、ねらい通りです。良かった。

頂上は混んでいるので、休憩を短く切り上げて早々に下山します。帰りは来た道を戻るのではなく、見晴台ルートがおすすめです。コースタイムは90分。ちょっと遠回りにはなりますが景色が良くて気持ちの良いルートです。

道中では「ふき」も見つけました。きゃらぶきのルーツ、ここにありという感じです。

きゃらいなごをつまみながらのんびり下って、阿夫利神社に戻ってきて無事に大山登山は終了です。またケーブルカーに乗って、こま参道まで降りていきます。 「大山ケーブル駅売店」では、冷えた「タガメサイダー」が飲めます。最高!

帰りはグルメを楽しもう!

むしろここからが大山観光の本番です。おいしいものがたくさんあります。

まずは「茶寮 石尊」。阿夫利神社が経営する天空のカフェです。とんでもない景色の中で、名物「枡ティラミス」を食べたらすべてが報われる気持ちになります。

こま参道のおみやげさん兼茶店、「塚本みやげ店」では、そばと大山名物「大山とうふ」をいただきました。こちらの豆腐は創業明治15年、大山の名水を使った「小出とうふ店」のものとのこと。しっかりとした食感で、なんだかおいしい気がします。

そして、大山名物「きゃらぶき」の老舗「大津屋」できゃらぶきをお土産に買って帰りましょう。きゃらいなごの原料としてもたっぷり使用させていただいています。5月からは新きゃらぶきのシーズンです!

大山には豆腐屋さんがたくさんあります。せっかくなので大山とうふのはしごがおすすめです。「湧水工房」に寄ってお土産を買います。こちらはクリーミーな食感で、豆腐って作り手さんによって全然味が違うんだなと気付きます。絹がおすすめです。おからももらえて嬉しい。

ちょっと下ったところにはかき氷の名店「清水屋」もあります。ふわふわの氷がおいしいのはもちろんなのですが、とにかくサイズが大きいです。僕は一緒に温かいおしるこを注文してちょうど良かったです。ひと夏の思い出になること間違いありません!(写真は別日に撮りました)

鳥取県の大山(だいせん)もいいけど、大山(おおやま)もよろしくね。

鳥取県には同じ漢字で読み方が違う「大山(だいせん)」があります。もしかしたら全国的にはそちらのほうがメジャーかもしれませんが、既にみなさんには「大山(おおやま)」の魅力は十分に伝わっていることでしょう。

さぁ、大山(おおやま)に行こう!

昆虫食TAKEO 浅草本店のご案内

昆虫食TAKEO 浅草本店 東京の昆虫食お店 昆虫食 店舗 実店舗 関東 古民家昆虫食 TAKE-NOKO
営業時間 平日:12:00-19:00
土・日・祝:12:00-20:00
定休日 火曜・第1土日
臨時営業・休業 →必ず店舗営業日カレンダーをご確認ください←
住所 111-0035
東京都台東区西浅草1-3-14 2F
アクセス 東京メトロ銀座線「田原町駅」徒歩3分
つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩10分

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