みなさま初めまして。東京農業大学1年の阿部勇馬です。TAKEOにインターンとして参加しています。
専門は農業とスズメバチの生態
都立園芸高校を卒業後、東京農業大学 物資源開発学科に通う大学1年生です。高校では農業を学ぶ傍ら、部活は昆虫部に所属し、主に生物農薬について研究をしていました。専門はスズメバチの生態で、大学でも引き続きスズメバチを研究しています。
イナゴの佃煮との出会い
初めての昆虫食との出会いは、地方の道の駅のお土産コーナーの隅にちょこんと置かれていたイナゴの佃煮です。東京ではなかなかお目にかかれない昆虫食にとても驚いたのを覚えています。そこに試食用の小さなタッパーがあり、何度かためらいながらも恐る恐る口に入れてみました……。
「う、うまい!なにこれうまい」
初めて食べたイナゴの味は今でも鮮明に思い出せます。じゃこのような、小エビのような、少し不思議な甘じょっぱさがあり、なぜこんなおいしい食べ物があったのに今まで知らなかったのだろうと思いました。そこからはどんどんと昆虫食にはまっていきました。
昆虫料理のレシピ開発にハマる
ミールワームの春巻き
イナゴの佃煮を食べてから、まだまだ僕の知らないおいしい虫がいっぱいあるかもしれない、どんな昆虫がおいしいのかいろいろと試してみようと、自ら昆虫を採集して食べるようになりました。
春はケムシやカミキリムシ、夏はセミやバッタ、四季折々の虫を食べました。そのうち、どうしたらよりおいしく昆虫を食べれることができるのかと考えるようになり、揚げるだけや焼くだけではなく、もうひと手間を加えるようになっていきました。炊き込みご飯やつみれなど、毎週のように昆虫料理のレシピを開発するようになり、すっかり昆虫食にハマりました。
そんな時にたまたま高校の昆虫部の先輩に昆虫食をやっている方がおり、一緒に昆虫食会を開きました。意外にも参加者が多く、来てくれた参加者に昆虫食を振舞うたびに「おいしい」や「意外といける」と肯定的な声が多くあがり、昆虫食は大きな可能性があると思い、そこからは昆虫食を広めるような行動をしてみたいと思うようになりました。
TAKEO、「むし畑」との出会い
昆虫食でググると上のほうにTAKEOが出てくるので、もともと名前は知っていました。ただ昆虫食の通販というと、どうにも値段が高いし種類は少ないし、あまり魅力を感じていなかったので敬遠していました。そんな中、昆虫食会の機会に試しに買ってみたのがTAKEOとのファーストコンタクトです。初めてTAKEOの昆虫を食べてみると思ったよりも味も悪くなく、何より手軽だったので案外悪くないなと少しだけ心境の変化がありました。
その後も昆虫食の普及を続けていた僕はTAKEOのSNSをいつも見ていました。そこで「むし畑」のプロジェクトと出会い、僕の身体に衝撃が駆け抜けました。
食用昆虫用の飼料を自ら栽培して自ら食用昆虫を養殖するということ、虫に旬がありそれを楽しむという考え、そんなアイディアに度肝を抜かされたと共に、信じられないくらいの興奮を覚えました。今までは農作物を害する厄介者扱いされ駆除されてきた昆虫がついに養殖されるところまで来たのかと感動し、今まで僕が培ってきた農業や農業害虫の知識が駆除ではなく、昆虫を増やすことに使える!こんなすごいことをしている会社、「むし畑」をもっと知りたい、できるなら関わりたいと思いTAKEOに連絡し、TAKEOにインターンとして参加することになりました。
TAKEOでチャレンジしたいこと
まず、僕はTAKEOではこれからも新しい昆虫料理のレシピを作っていきたいと考えています。新しい商品やそのきっかけとなるアイデアをどんどん生み出していくつもりです!その後じっくりと時間をかけて「むし畑」を通じて、ホエイ豚や、みかんブリのように昆虫そのものに付加価値を付けられるような研究をしてみたいと考えています。
まとめ
以上が僕とTAKEOの関わりでした。僕はまだまだ未熟で知識も浅いです。そんな僕を温かく迎えてくれたTAKEOに感謝しています。あの道の駅のイナゴの佃煮に勇気を出して手を伸ばして本当に良かったです。僕が勇気を出した時のように、少しでも多くの人に勇気を出して昆虫食にチャレンジしてもらい、何より楽しんでもらえるように、これから誠心誠意がんばっていきます。