ヨーロッパEU昆虫食
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ヨーロッパ(EU)も昆虫食を受け入れた!昆虫食の自由取引が実現

EUでは、2018年1月1日から「昆虫食」を自由に取引できるようになります。EUとは、28カ国が加盟するヨーロッパの連合のことですが、このヨーロッパで昆虫食を含んだ「ノベルフードに関する規制」が施行されていくことになりました。これまでのヨーロッパには、昆虫食の流通を認可する規制がありませんでした。そのため、昆虫食は認可も禁止もされておらず、食品として一般的に知られることもなかったのです。認知されていないと流通もありません。そんなヨーロッパの状況にフランスの企業等から積極的な認可への声が、水面下で上げられていました。

ヨーロッパの食事情に「ポジティブリスト」の存在があります。このリストには1997年までに人々に食べられており、その歴史を認められている主な食材が記載されています。1997年以降の新食品については「ノーベルフード」の申請手続きを行い、正式な認可を受けてヨーロッパ各国での販売が可能となるのです。残念ながらこれまで昆虫食はそのリストに加えられていませんでしたが、ノーベルフードの申請がなされ、ベルギーやスイスなど徐々に認可される国が増えているのです。

ノベルフードとは?

ノベルフードとは、欧州で誰もが食べたことのないであろう食品・食材のことで、遺伝子を組み換えた食品・食材の安全性が心配された際、EUで取り決められました。食品の安全性を欧州安全性評価機関(EFSA)が審査し、認定されたものはEU市場での取引することができます。今回の、2018年1月1日から施行される「ノベルフードに関する規制」より、市場でも昆虫食の認知度も高くなり、将来的に流通の拡大と普及が見込まれます。

ヨーロッパは、なぜ昆虫食にゴーサインを出したのか?

さて、何故昆虫食がEUで認められる運びとなったのでしょうか?それはやはり近い将来起こるであろう、世界的な人口の増加による食糧危機が理由の一つとして上げられます。その食糧危機を乗り越えるには、昆虫食を積極的に取り入れることにより、人間が生き延びるのに必要な栄養源を確保する事を、国連は勧めているのです。2013年5月の国連の発表があり、2015年の「ノベルフードに関する規制」の承認を経て、本格的に2018年から昆虫食の自由取引に繋がったのです。これらのことからも、昆虫食は単なるゲテモノやパーティー商品の領域を超え、本格的に食品としてヨーロッパでも取引され始めています。これから先、昆虫食を私たちがどのように考えるかというよりも、いま私たちはどのように昆虫食を受け入れるべきなのかという問いに、現実的に考える必要があるのではないでしょうか。

ヨーロッパEU昆虫食

豆知識|ヨーロッパにもあった!伝統的な昆虫食

ここで気になるのが昆虫食という文化が、果たしてEUに根付くのだろうか?という点です。そこでヨーロッパにおける昆虫食事情を探ってみると、伝統的な昆虫食をイタリアで確認することができました。その伝統的昆虫食とは「カース・マルツゥ」という、イタリア・サルデーニャ地方でつくられている蛆虫入りチーズ。基はペコリーノというチーズを熟成させて生産されています。その工程でチーズバエという虫の成虫に卵を産ませ、およそ3ヶ月の熟成中にチーズ内部で蛆虫を孵化させます。完成すると、彼らはその蛆虫ごと熟成したチーズを食べるというのです。この伝統的なチーズはやわらかくとろけ、赤ワインにピッタリとのこと。

昆虫食でヨーロッパを先取り

イタリアにも昆虫食が伝統的に伝わっていたことからも、今後昆虫食の普及の可能性はポジティブだと考えられます。もちろん、いきなりそのままの昆虫を食べることに抵抗を感じる人はいるでしょう。例えば、はじめに原材料としてコオロギの粉末や、クリケットパスタの導入は、EUでも現実的なものではないでしょうか?今後のEUでも普及が見込まれる昆虫食。時代を先取りして、あなたもおひとついかがでしょうか?

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