昆虫養殖 昆虫農業 むし畑
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新入社員 三橋が行う昆虫農業プロジェクト『むし畑』

三橋

みなさんはじめまして。2019年4月からTAKEOに入社しました三橋です。この記事では、これまでの僕のキャリア、TAKEOでの役割、そしてこれからチャレンジしていくことをご紹介できればと思っています。

子どもの頃の夢は「農業」。ライフワークとしての昆虫食

僕は子どもの頃、農家になることが夢でした。そのまま高校生になり「農業を学ぶなら」と北海道大学農学部に進学しました。大学では農業に関する授業を多く受講し、1ヵ月の住み込み農業バイトも経験しました。その結果営農の厳しさを痛感し、それを乗り越える自信も無く、就農を断念することになりましたが……。

これまでに北海道大学と東京農工大学大学院にて、「農学」「昆虫学」「昆虫食学」を学んできました。学生時代、たまたま三橋淳先生の著書「世界の食用昆虫」を読み、学術テーマとして「こんなニッチで面白い研究テーマは無い」と感じ、そのニッチな世界を開拓したいと思ったのが、昆虫学、昆虫食学を学び始めたきっかけです。在学中に食用昆虫科学研究会(現:NPO法人食用昆虫科学研究会)を設立し、以降ライフワークとして昆虫食を11年研究してきました。

大学院卒業後の仕事としては、香料メーカーにて食品素材の研究開発を6年間経験しました。なぜ香料メーカーかというと、それは「香り」に魅せられたからです。

例えば「カニカマ」。もとは練り製品の一つであるかまぼこです。このかまぼこが香りの力で「カニカマ」というまったく新しい価値を持つ食品に変わるんです。

語弊を恐れずにいえば「マイナーな素材でもうまく加工してあげれば、価値の高い食品素材に化ける」「そんな食品素材を作ってみたい」。僕はこういった気持ちを胸に抱いていました。

残念ながら香料メーカー時代に、そのようなミラクルな素材を開発することは叶いませんでしたが、食品を取り扱う知識や難しさ、姿勢を学ぶことができました。

TAKEOとの出会い、そして入社

ライフワークとして昆虫食研究を続ける中で、様々な人との出会いがありました。そのうちの一人がTAKEO代表の齋藤でした。彼のミステリアスな人柄も魅力的なのですが、TAKEOのビジョンが何よりも心に響きました。

「昆虫が精肉、鮮魚、青果と同じように生鮮食材として楽しまれ、食の選択が豊かになる社会を目指します」

このビジョンにすっかり共感してしまい、思い切って脱サラ。そして、TAKEOへ入社したのです。

研究開発、品質管理、品質保証を担当。昆虫農業プロジェクト始動

TAKEOでは、前職での食品研究開発の経験を活かし食用昆虫を利用した加工食品の研究開発、品質管理、品質保証を主として担当します。そしてもう一つ、昆虫農業プロジェクトを担当します。

これまでの昆虫食は、個人が趣味でちょこっと楽しむようなマイナーなものでした。更に昨今の昆虫食への注目の高まりに伴い、「昆虫は食べられるものだ」という認識はかなり浸透してきています。それにより昆虫食へのニーズも多様化し、昆虫食品においても多様な品質が求められる時代が来ています。

そこでTAKEOでは多様なニーズに応えるべく、こだわりの食用昆虫を自分たちで生産することにしました。昆虫農業プロジェクト『むし畑』始動です。

『むし畑』は神奈川県厚木市 丹沢山系の麓にある畑を拠点として、「土づくり」「食草づくり」「昆虫づくり」のすべてを自らの手で行います。できるだけ自然に近い環境下で、安全でおいしく、そして新鮮な食用昆虫を生産していきます。

近く、みなさんに『むし畑』の生鮮昆虫をお届けします。

まとめ

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農業、昆虫食、食品開発。僕のキャリアすべてを活かし安全でおいしく、より楽しい昆虫食をお届けします。自分で言うのもなんですが、三橋の加入によってますますパワーアップしたTAKEOにどうぞご期待ください。

『むし畑』のホームページはこちら

昆虫食TAKEO 浅草本店のご案内

昆虫食TAKEO 浅草本店 東京の昆虫食お店 昆虫食 店舗 実店舗 関東 古民家昆虫食 TAKE-NOKO
営業時間 平日:12:00-19:00
土・日・祝:12:00-20:00
定休日 火曜・第1土日
臨時営業・休業 →必ず店舗営業日カレンダーをご確認ください←
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